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日本海洋文化総合研究所

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静岡・山梨 食い倒れツアー──取材体験記その6

山梨県を舞台にした「海ノ民話アニメーション」を取材するため、丘珠空港から2時間のフライトを経て静岡空港へ。札幌を飛び出し、静岡県・山梨県へ足を踏み入れた。

私は今回の取材が初めての静岡・山梨訪問だった。初めて行く土地は目に入るものすべてが新しく、面白く……。

車のナンバーひとつとっても新鮮だった。富士山ナンバーというものを人生で初めて目にした。

さて皆さま、記事のタイトルをご覧になっただろうか。

「食い倒れ」だ。

今回のブログでは静岡・山梨で食べたおいしい食べ物について紹介する。人並みの胃をめいっぱいに広げてその土地の味を楽しんできたので、みなさまにもぜひ想像を膨らませながら読んでいただきたい。

余談だが、私があまりにも食べ物の話題にばかり食いつくので、同行した編集長にややぬるい視線を送られたのは、微笑ましいエピソードとしてご紹介しておく。

●静岡

静岡に降り立ち、空港からバスで静岡駅まで移動した。すでに夜だったので、さっそくホテル近くの飲食店へ向かう。

そこで初めて食べたのが生しらす。

生まれも育ちも北海道の私は人生で初めて生しらすを見たのだが……

…透けている

しらすと言えば釜揚げしらす、すなわち白いしらすが当たり前だった私にとってはなかなかの衝撃だった。味も、釜揚げしらすとは少し異なり、より海らしさや魚らしさが際立っている。

さらに、舌触りも大きく異なる。釜揚げしらすは茹でられているため、柔らかく、歯で押しつぶすと繊維が崩れて千切れる。しかし、生しらすはその名の通り「生」なので、つるりとした舌ざわりだ。初めての食感を楽しみながら味わった。

また、静岡おでんも食べた。

……ここでひとつ怖い話をすると、食べたはずの静岡おでんの写真がどこにもないのだ。

撮り忘れである。愚かだ……。

これは余談だが、おいしいものを食べに行くときやお腹が空いているとき、どんなに映える写真を撮るぞ!と思っていても気が付いたらもう食べてしまっていることがないだろうか。

私だけだろうか。私の写真フォルダには食べかけの食べ物の写真がやたらある。

閑話休題。そんなわけなので、静岡おでんをご存じない方はぜひ検索などしてみてほしい。

さて、この静岡おでん。初見の感想が

「く、黒!」

だった。

(「色」という視覚情報を伝えるのに写真がないの、痛すぎる。許してほしい)

ともあれ驚きの黒さなのだ。普段頻繁におでんを食べるわけではないが、そんな“おでんにわか”の私が見ても分かる黒さ。この黒さが特徴なのだという。味わいも今までに食べたことのあるものとは違った気がする。

大根がおいしかった。

……おでんの色に反した薄い感想で恥ずかしい。

今後は静岡おでんの色のように濃い食レポが出来るように精進していきたい。

そして写真を撮るのを忘れないようにする。

●山梨

日付も変わって、静岡県から目的地である山梨県に向かう。山梨県の富士川に伝わる「川」を舞台にした「海ノ民話アニメーション」の取材のためだ。今、「川なのに海ノ民話?????」と思ってくださった方がいるのではないだろうか。そんな方には、「海ノ民話学ジャーナル」の創刊号に拙稿が掲載されるので、もしよろしければそちらの方をチェックしていただきたい。

さて、記事執筆のため「富士川町歴史文化館 塩の華」に向かう道中、道の駅でほうとうを食べた。名前だけは聞いたことがあったが、実物を目にするのも食べるのも今回が初めてだ。

こちらがほうとうの写真。

これは「みみほうとう」というものだそうだ。

そして、これが本当にボリューミーだった。お腹をパンパンにしながらそのボリュームに驚きつつ、地元の味を楽しんだ。

個人的にはほうとうを「うどんの麺がすごく太くなったもの」としてイメージしていた。しかし、うどんとは麺の太さはさることながら、味付けも違った。すごく味噌の風味が効いていて、まろやかな味わいだった。

取材はもちろんのこと、現地の味も楽しみ尽くせた訪問となった。

みなさまも静岡・山梨に行くことがあれば、ぜひ地元の食を味わってみてはいかがだろうか。そして、「海なし県」山梨から海へと、ぜひ思いをはせてみてほしい。

コミュニケーター養成プログラム受講生 J.A