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日本海洋文化総合研究所

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入道埼灯台で「石焼料理」を食べてみた──取材体験記その2

※本記事は、ジャーナル掲載記事の背景を紹介する取材記録です。

2025年9月27日。

私は、秋田県男鹿市にある入道埼灯台を訪れた。「入道埼灯台石焼フェス2025」に参加するためである。

9月末とは思えないほどの陽気で、やや強めの風も心地がよい。起伏の少ないアプローチを進むと、そびえ立つ黒白の灯台が見えてきた。

フェスの開催までにはまだ時間があったので、私は、朝の静けさに包まれた入道埼灯台にのぼってみることにした。

(この日の「参観寄付金」は無料)

(灯台が初めて点灯した日を示す「初点プレート」)

灯台の115段の階段を、いっきに上りきると、外回廊に出た。海と空、そして海岸段丘の青と緑のコントラストが目の前に広がった。

視界を遮るものは何もなく、岬の先をぐるりと取り囲むように、360度の景観を楽しむことができた。

(灯台の外回廊からの眺め)

「入道埼灯台石焼フェス」とは?!

私が入道埼灯台を取材してみたいと思ったきっかけは、二年前にさかのぼる。東京で開催された「海と灯台サミット2024」に参加した時のことである。

このサミットは、灯台が「未来」にどのような価値を創造できるかを語り合うイベントだ。灯台を活用し地域創生に取り組む「仕掛人」、灯台でユニークな取り組みを実現させた「実践者」などによる事例発表で、入道埼灯台の取り組みをその時知った。

入道埼灯台、ジオパーク、そして郷土料理の3つを結びつけた新しい観光事業に取り組んでいるという。それが「入道埼灯台石焼フェス」だった

発表では、石焼フェスの会場と東京の会場を中継でつなぎ、初開催ながらたくさんの来場者が楽しむ様子が画面いっぱいに映し出された。

この時に私は、灯台だけでなく、その周辺にある地質遺産、自然遺産、文化遺産なども含めた地域資源同士の「連続性(ストーリー)」を見つけに「入道埼灯台石焼フェス」に行ってみたいと思ったのだ。

「入道埼灯台体験ツアー」に参加

願いが叶い「入道埼灯台石焼フェス2025」を訪れた私は、地質と食文化の両方を楽しむことができる「入道埼灯台体験ツアー」に参加した。男鹿半島・大潟ジオパーク認定ガイドが案内人を務められるとあって、特別感が増し期待がふくらんだ。

(灯台資料展示室で子供たちがクイズを楽しむ様子)

体験ツアーでは、灯台や灯台資料展示室の見学、海岸での地層観察を行った。

石焼料理に使う石(溶結ようけつ凝灰岩ぎょうかいがん)を探したり、実際に触れたりしながら、入道崎の大地の歴史をたっぷり堪能することができた。

(海岸におりたち地層観察を行った)

最後は、お待ちかねの石焼料理の試食についてお届けしたいところではあるが・・・

これは、入道埼灯台で取材した内容を含め、2026年春発行予定の『海と灯台学ジャーナル』でご紹介する。

男鹿のナマハゲ現る!

体験ツアーが終わる頃には、親子連れの姿も増え、灯台前の広場には人の輪が広がっていた。

やがて、ナマハゲ太鼓の音が鳴り響き、熱を帯びた空気が、灯台の足元から立ち上がっていた。

コミュニケーター養成プログラム受講生 S.O